書の間

023 一碗

四コマ漫画「一碗」。献のいとこ、まさくんの茶室が舞台。棚にはプーアル茶の餅茶と茶缶が並び、壁には「若いプーアル生茶にまさるものなし」のポスター。まさくんは「一碗」と書かれた蓋碗のふたを持ち上げ、つぶやく。「蓋碗のふたを見ると、いつも雲水だった頃の笠を思い出す」。回想。京都の路地を、網代笠をかぶった雲水が四人、托鉢して歩く。「ほーーーっ」。坐禅のさなか、やせこけたまさくんは警策で肩を打たれ、目が飛び出る。「茶禅二味だよ……」。寺を出る日、山門で、やせ細った老庭師が、割れたふたを鎹で継いだ蓋碗を手渡す。「松の切り株の下で見つけたんや。もういっぺん、生かしたってや」。

一碗
若いプーアル生茶にまさるものなし
一碗
蓋碗のふたを見ると、いつも雲水だった頃の笠を思い出す
ほーーーっ
茶禅二味だよ……
松の切り株の下で見つけたんや。もういっぺん、生かしたってや

升の間升の間
みんなのこと、もう覚えましたか?点